2018年7月22日(日)
於:ウィル愛知3F大会議室
『満席!』参加者数:163名(定員150名)
■歯科医師:117名
■歯科衛生士:32名
■他歯科スタッフ:1名
■関係者(座長、ご来賓、事務局):13名
愛知学院大学
歯学部
顎顔面外科学講座
教授 長尾 徹 先生
7月22日(日)、『地域の口腔がんを考えるシンポジウム 第3弾 中日本編(全8地区8回)』の第5回目が愛知県にて開催されました。
以下、ご参加者のアンケートを掲載させていただきますので、ぜひ、ご一読を。
また、今後の開催予定は以下の通りです。ぜひ、ご参加ください。
【第3弾 中日本編 今後の開催スケジュール】
・岐阜県 | 2018年8月5日(日) | 11:00~16:00 | 於:朝日大学 1号館 |
・富山県 | 9月9日(日) | 11:00~16:00 | 於:富山県歯科医師会館 |
・山梨県 | 9月30日(日) | 11:00~16:00 | 於:山梨県歯科医師会館 |
座長講演に関してのアンケート
『卒後30数年、今現在の口腔がんの実態の大きな変化に非常に驚くとともに改めて勉強になって良かった。』
主なコメント
- 口腔がん啓発の重要性、我々の責務について認識できた。
- 現状が良く分かりました。
- 死亡率が高いことに驚いた。
- 日本での口腔がんが多いことに驚いた。患者さんで術後の方とか見たことがあるが、見える部分なので痛々しい。少しでも早期に発見できるように口腔内、特に粘膜を診ていきたいです。
- 患者さんの口腔内を診て予防もしくは早期発見できるようにしたいと思いました。
- 愛知学院の歯科部の生徒(先生)に喫煙者が多いことが在学中気になりました。
- スライドの文字を大きくしてもらえると良い。
- 口腔がん検診ステップ1,2,3を購入させて頂きました。勉強させて頂きます。
- 歯科医療関係者でありながら、現状をあまり知らず、今回知ることができて良かったです。
- 大変分かりやすかった。もっと詳しく知りたい。
- 以前も教授の講演を聴いたが、話がまとまっていて分りやすかった。
- 死亡率の高さに驚いた
- リスク因子等について良く分かった。
- 口腔がん検診の重要性が良く理解できた。実際、自分の勤務している口腔外科にもステージⅢ,Ⅳになってから来院される患者さんが多く、かかりつけ医により早期に依頼していただける方が良いと思う。
- 日本の口腔がんの死亡率が高いということ、喫煙と飲酒との関わりが深いということがよく分かった。
- 口腔外科で勤務している身として、口腔がんの早期発見できる目を養いたいと思います。
- 口腔がんの現状を知ることができ、口腔がんの早期発見の大切さを改めて感じました。
- 卒後30数年、今現在の口腔がんの実態の大きな変化に非常に驚くとともに改めて勉強になって良かった。
- 愛知県の地域口腔がんの実態を知ることができた良い機会でした。
- 2週間様子を見たら専門医へ早く紹介するシステムの必要性、問診事項の重要性。
- 分かりやすかった。
- 口腔がん予防、早期発見に関する一般事項が分かり易く講じられていました。
- 早期発見の重要性、口腔内に携わる者の責任と自覚を再認識しました。日々の診療で忘れがちな初心を思い出しました。
- 日々の治療においてガンを見つける知識が増えたので、明日から少し視野を広げて診療していきたい。
- 数値を多く示されて、他者に伝えやすい内容だった。しかし、具体的にどう行動すれば良いのか、どのように対診すれば良いのか分からない。
- 愛知県内でがんの現状、口腔がん検診の重要性がよく分かった。
- 配布資料が小さすぎて読み、活用しづらい。1コマA4 1/2が良い。全体的に判りやすかった。
- 資料の文字が小さいので見やすいともっと良かったです。
- スライドの中で判読できないものがあった。症例写真ももっと大きい方が良い。
基調講演『なぜ、今、口腔がん検診か?』に関してのアンケート
『20歳や37~38歳等、若年女性の口腔がんの増加に驚いた。病院に勤務する歯科衛生士として、粘膜病変に気づく力をつけていきたい』
『検診法とその有用性について大変よく理解できました。』
主なコメント
- 後天的な癌であり刺激による発症もあるとのことですが、歯周治療や歯の歯肉切除による発症の可能性もあるのでしょうか?
- AI化への期待を大きくしました。
- 内容の濃い講演でした。
- 太陽光エネルギーをご活用ください
- ナビシステムが良かった。がんの見分け方(見つけ方)が、赤、白、硬さと基本が分かった。
- 検診の重要性がよく理解できた
- PMTCを行うとき、口腔内の特に粘膜をもう少し観察しようと思いました。若い女性に多いという話を聞いてびっくりしました。
- 歯科医院での役割がかなり重要なことだと思いました。
- PMTCの時、もう少し全体をCHECKしたいと思います。
- もっと日本も予防を行いやすい環境を作れると良いと感じました。
- スライドも多く分かりやすかった。
- がんの進行はとても早いのに驚き、隅々まで診ていかなくてはと改めて思いました。
- もっと詳しく知りたい。
- 検診時、粘膜、舌の触診も加えていこうと思いました。口腔がんも早期発見がとても大切だと感じました。
- 今から歯科医師として仕事をする上で、とても役立つ講演を聴くことができた。
- 内向型の判断は難しいと思った。
- ポイントを教えてもらえて良かったです。写真等の資料が手元に欲しいと思いました。
- 多くの実際の症例を見られて、とても分かりやすかった。
- 若い女性の口腔がんの増加について知りませんでした。今後、若い女性の口腔内にも注意して観察をしなければと思った。
- 20歳や37~38歳等、若年女性の口腔がんの増加に驚いた。病院に勤務する歯科衛生士として、粘膜病変に気づく力をつけていきたい。
- 法定がん検診の6番目に口腔がんが導入されるよう活動して頂きたいです。
- 歯科衛生士として、メンテナンスの際、見つけられれば良いと思います。口腔がんは、意外にも死亡率が高いことを知らなかったので、新味になりました。
- 若年の方々や女性にも口腔がんに罹患する率が高くなっているなど、口腔がんの実態を知ることができた。
- 基礎的なことも含め、今現在の状況も含め、大変勉強になったとともに、日常臨床へのより一層の責務を痛感した。
- 以前、当院院長が口腔がんの疑いのある患者を基幹病院に紹介して、早期発見につながった話を聞いていたので、講演を拝聴できて良かったです。改めて口腔内観察の大切さ(重要度)を実感しました。
- 口腔がんの増加、死亡率も高いことの危機感をもった。歯科従事者が患者さんの口腔がんの知識を広め、又、患者さんの口腔がんの早期発見に努めたいと思った。
- 熱意がよく伝わる講演でした。
- ナビシステムを活用する方法。集団、個別の検診の重要性。
- 検診法とその有用性について大変よく理解できました。
- 粘膜を隅々まで検診すること、それを継続することの重要性を実感しました。(白板症で変化なくても継続して観察すること)チェックポイントが頭に残りやすい説明でした。海外の予防の取り組みの高さを知って、日本の"お口"の関心の低さを改めて残念に思いました。海外のように格好良い広告の仕方をする取り組みをしてください。
- 分かりやすい講義でとても良かった。20世紀の知識に21世紀の知識を加えて、明日から治療に頑張っていこうと思いました。
- 早期に口腔がんを見つける重要さと、検診の大切さが分かった。DHとしてもっと口腔内が診られるようになりたいと思った。
- 昨年に続いてお二人の患者様に口腔がんが見つかりました。幸い二人ともオペ後に元気になられているが、このことをきっかけに更にリコール時において、粘膜を診ていこうと思っております。
口腔がん撲滅運動の展開に関してのアンケート
『口腔がん検診、法定検診化等、政策的誘導を求めます。経済格差が健康格差拡大とならないことを望みます。』
主なコメント
- 日々の仕事の中でもっとしっかり診る目を持たないと、と強く思った。
- 検診で粘膜まで診ることがほとんどなかったので、今日、この口腔がんを考えるシンポジウムに出席して重要性を改めて感じました。
- 口腔がん検診をすることがいかに大事なことか分りました。
- 治療から予防へシフトする医療についての転換は非常に重要なので。
- 口腔がん検診、法定検診化等、政策的誘導を求めます。経済格差が健康格差拡大とならないことを望みます。
- 行政との連携は重要だと思う。
- コンサルタントとしてのお話、米国の話がとても面白かった。ただ、国の対応が問題。
- 欧米と日本では、医療の進歩が違っていて、欧米での取り組みに関心を持ちました。
- 口腔がん検診のシステムの重要性を痛感した。
- 口腔に対して、医師を含めた医療従事者でさえも意識が低い日本なので、厳しいところもあるが、このような運動を継続していって下さることを有難く思います。地域差があると思うが、一般的に国民の関心につながってもらえると良いと思いました。
- 早期発見のための機器について、さらに詳しく聞きたいと思った。
地域の口腔がんを考えるシンポジウムに関してのアンケート
『日々の仕事の中では口腔がんの予防を意識することが患者自身も無いので、「口腔がん」「予防」「検診」をつながるように耳が慣れるような取り組みができたら良いと思いました。』
主なコメント
- 歯科医院として口腔がんに対する取り組みは全く表立ってありませんが、DHとして粘膜にも目を向けてみようと考えるきっかけになりました
- 興味のある分野で有意義な時間でした。今後、機会があれば参加したい。日々の仕事の中では口腔がんの予防を意識することが患者自身も無いので、「口腔がん」「予防」「検診」をつながるように耳が慣れるような取り組みができたら良いと思いました。
- 気にしていたので、参加できて良かった。
- 大変勉強になりました。ありがとうございます。
全体を通じての感想
『がんの早期発見、早期治療を考えていたが、前がんの予防診査の時期が10年程ある。上記の早期発見、予防診査に力を入れていきたい。集団はもとより、各歯科医院でも個別の診査ができる様、又、その力が備わる様に愛知県として考えていきたい。』
主なコメント
- 地元で、自治体と検診実施について協議中ですが、遅々として進みません。先行して個別検診の実施も積極的に考えたいと思います。大変参考になりました。
- 太陽光エネルギーを活用してください
- 毎日のメンテナンスで歯だけではなく舌-口腔粘膜までしっかりと診ていきたいと思いました。白・赤・黒は気を付けて!!視診、触診は大事ということが分かりました。いろいろと勉強になりました。ありがとうございました。
- がんの初期発見できる力を身につけたいと思いました。OPE後の嚥下訓練にもとても興味があります。
- 日々、患者さんのお口の中を診ていますが、主に歯・歯肉に目がいきがちですが、口腔全体を常に診ることを実行し、小さな変化に気づくことのできる目を養いたいと思いました。
- 義父が主人のチェックで頬粘膜のがんを発見しすぐに病院でopeしてもらい、8年が経ちます。opeしなければ3か月の命と言われました。歯科医師が発見できるのは良かったと思います。私も患者様を1名がんで病院に送り、opeし助かったと喜ばれた方がみえます。よく分らず切開してしまい、名大の先生に怒られました。それ以降、少々でも病院に送るようにしています。歯科治療だけではなく、とても大切なことだと思います。
- 私は、愛知県一宮市で開業しています。口腔がん検診について、一宮市ではがん検診を市を取り込んでやっているし、健康条例が制定されたので、ぜひ、一宮市歯科医師会で検討してほしいなぁと思いました。一宮の先生もポツポツ参加されてましたし・・・。
- 毎年9月の一宮市健康まつりでベルスコープの体験をやりたいですね。内堀先生もヨロシクお願いします!!
- 年配のベテラン歯科医の参加が多いように感じましたが、これから30年40年歯科医療を行っていく、少し経験を積んだ、若いドクターももっと知るべき内容だと思った。
- 周知努力には頭が下がるが、行政への働きかけも更に強くして欲しい。
- 開業医での口腔がん検診が重要だと感じました。現在、名古屋市では在宅医療に対して行政からの補助金が出る制度があり、この口腔がん検診についても保険導入が無理なら開始時に利用できる補助金等の制度ができると導入される人も増加するのではないかと思いました。
- 口腔がんの方に実際自分が触れる機会があり、今回のセミナーに興味を持ち参加させて頂きました。 今日を境に明日から口腔内の見方を変え、がんの早期発見を一人でも多くできるように努めたいと思いました。今日はとても勉強になりました。ありがとうございました。
- 色々なご意見やお話を聴くことができました。とても貴重な時間でした。
- がんの早期発見、早期治療を考えていたが、前がんの予防診査の時期が10年程ある。上記の早期発見、予防診査に力を入れていきたい。集団はもとより、各歯科医院でも個別の診査ができる様、又、その力が備わる様に愛知県として考えていきたい。
- 世界的にみて、日本の口腔がんが増加傾向になっていることを知らなかった。口腔内は予防歯科が重要なのに、きっと受診率も少ないのだと思う。DHとして予防歯科の重要さをまずは周りの人から呼びかけて行きたいと思った。 また、DHとして粘膜病変が見られるようになりたいと思った。今回は貴重なご講演をありがとうございました。また機会がありましたら、是非参加させていただきます。
- 挨拶、企業CMは短くして、症例報告を多くして欲しかったです。
以上です。
※ご参加者の皆様、アンケートへのご協力をありがとうございました!
以下、会場の様子で~す。
★「地域の口腔がんを考えるシンポジウム(中日本編)」の第6回目以降のご参加お申込みは以下まで