地域の口腔がんを考えるシンポジウム 第1回 北海道

座長公演

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『地域の口腔がんを考えるシンポジウム』 第1回 北海道開催の様子2

 山下先生によると、北海道の口腔がんの年間罹患数は◯◯人で、死亡者は◯◯人。

 続いて、ランチョンセミナー、これは日本で唯一海外輸出しているインプラントメーカーのブレーンベース社さんが担当しています(前回)。

 口腔がんのシンポジウムに、なぜ、インプラントメーカーの講演?・・・って疑問に思う方もいらっしゃるかと思いますが、実は、口腔がんになる大きな原因の1つに入れ歯不適があるのです。

 他の原因としては、歯列不正や咬傷(口の中の噛み傷)、口内炎も大きな原因の1つですが、特にご高齢者の方が口腔がんになる原因の1つが、入れ歯が合わないことにより口の中の粘膜が恒常的に傷つき口腔がんが発症するケースが多くあるのです。

 ゆえに、入れ歯ではなく「インプラント」にすることにより口腔がんの原因を排除することができるからなのです。

 しかも、このブレーンベース社、社名はアルファベットですが(笑)、実は純国産のメーカーなのです。

 皆さんはご存じですかね? インプラントの主流と言えば、海外メーカーであるノーベルやストロ−マンなのですが、日本人が開発した優れもののインプラントがあるのです。日本人のために日本人が開発したインプラントなのです。

 さて、お昼ごはんも終わり、基調講演の時間です。このパートを担当させていただくのは、一般社団法人口腔がん撲滅委員会の代表理事であり、且つ、日本の口腔がんの第一人者でもある、東京歯科大学顎顔面口腔外科学講座主任教授の柴原孝彦先生です。

 日本や世界における口腔がんの実態・比較、口腔がん発症のメカニズム、症例紹介、進行がんになった場合の悲惨な状況(長期入院、高額治療費、顔の変形など)、そして、早期発見のための蛍光観察装置の活用やナビシステム(遠隔画像診断支援システム)の利用促進などを約2時間に渡って講演されました。

 その後、ブレークセミナーを2つ挟み、一般社団法人口腔がん撲滅委員会の活動のご紹介。 

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